Gravio HubKit / Gravio Studio 更新履歴
本ページでは、Gravio HubKit と Gravio Studio(Windows / Mac)の各リリースにおける主な変更点をまとめています。
目次
Gravio HubKit
6.3.0
Mac 版のアップデート方法に関する注意
インストーラの仕組みの変更により、本バージョンに限り gravio.com の Web サイトから DMG をダウンロードして上書き更新をしてください。上書きする前に、Gravio HubKit を停止し、ツールバーアプリを終了してから行ってください。
新機能
Gravio Matrix Gen2 系コンポーネント
第2世代の Gravio LED Matrix Gen2 デバイス用に、3つのアクションコンポーネントを新規追加しました。HTTP / MQTT のどちらの接続方法にも対応しています。
- Gravio Matrix Gen2 Display:テキストや画像(GIF / BMP)の表示。アニメーションGIF、表示位置の指定(簡単/詳細モード)に対応
- Gravio Matrix Gen2 Control:画面のクリア、明るさの設定、デバイスの再起動
- Gravio Matrix Gen2 Template:温度、湿度、気圧、CO2濃度、開閉などのテンプレート表示
デバイス側の接続セットアップ手順や MQTT / HTTP プロトコル仕様については センサー・デバイス接続ガイド:Gravio LED Matrix Gen2 を参照してください。
重要:Gravio Matrix(第1世代)と Gravio LED Matrix Gen2(第2世代)はまったく異なる別製品で、ハードウェアの仕様・接続方式・デバイスIDの形式が異なります。それぞれ対応するコンポーネントのみが利用でき、互換性はありません。
- 第1世代デバイス → 従来の Gravio Matrix コンポーネントのみ
- 第2世代デバイス → 上記の Gravio Matrix Gen2 系コンポーネントのみ
Simple Counter コンポーネント
HubKit 上に永続化される整数カウンタを操作するための2つのコンポーネントを新規追加しました。
- Simple Counter (Read):保存済みのカウンタ値を読み出す(未設定時は
0) - Simple Counter (Write):カウンタを加算または減算する(
AdjustByプロパティで指定)
スコープは HubKit(インストール全体で共有)と ActionGlobal(同一 .acs 内のみ共有)の2種類から選択できます。値はコンポーネントローカルステートとして $ActionDataDirectory/storage/localState/ 配下に永続化され、アクション実行をまたいで保持されます。
Web UI:機能パッケージ管理
Web UI 上で機能パッケージ(複数のトリガー・アクション・関連リソースを1つの .zip にまとめたもの)の 作成・適用・エクスポート・インポート・削除 が行えるようになりました。Hub 管理画面の「アクション設定」セクションから利用できます。
機密データを保護するため、パッケージ作成時に 「ベースプロパティのフィールド値を除外」 オプションを有効にすると、トークンや認証情報をパッケージから除外できます。
Web UI:基本プロパティセット
Web UI 上で、認証情報・接続先・APIキーなど複数のアクションで再利用される設定値(基本プロパティセット)を一元管理できるページを新規追加しました。OAuth2 を利用するカテゴリでは「トークン取得」ボタンから直接認可フローを開始できます。
Web UI:デバイス連携設定(i-PRO / Webhook / MQTTブローカー)
Hub 管理画面のデバイスリスト上部に、以下のデバイス連携設定ダイアログを開くボタンを追加しました。
- i-PRO:i-PRO シリーズ監視カメラのカメラ一覧・追加・編集と、HubKit エンドポイント URL の参照
- Webhook:Webhook エンドポイントの作成、ペイロードフォーマット(
query-params/json)、認証タイプ(なし / BASIC認証)の設定、Webhook URL のコピー - MQTTブローカー:購読対象トピックエントリの作成、ブローカーの登録、QoS/クリーンセッション/タイムアウト等の設定
Webhook:バイナリ/メディアファイル受信
Webhook エンドポイントが、JSON ペイロードだけでなく画像・音声・動画などのバイナリファイルを受信して HubKit 上に保存できるようになりました。
- ファイル種別の判別は
Content-Type→Content-Dispositionのfilename拡張子 → ボディ先頭 3KB の内容(mimetype)の順 - 保存形式:
<エンドポイント短縮ID>/<YYYYMMDD>/data-<タイムスタンプ>.<拡張子> Content-Dispositionヘッダでfilenameを指定した場合はその名前で保存(不正文字は_に置換)
関数:Add / Sub / DurationParse
アクションフロー式言語で使用できる関数を拡張しました。
Add(x, y):数値・文字列・Duration・日時・配列を扱える汎用加算(左辺の型で動作が決まります)Sub(x, y):数値・Duration・日時を扱える汎用減算(配列は非対応)DurationParse(s):"300ms"、"-1.5h"、"2h45m"などの文字列を Duration 型に変換
変更・改善
Microsoft Exchange List Events
Microsoft Graph API の POST /users/{id}/calendarView エンドポイントに準拠する形に更新されました。
- 定期イベント(recurring event)の各インスタンスも取得できるようになりました
- 時間範囲フィルタが
Events Starting After(StartDateTime)とEvents Ending Before(EndDateTime)の2つに集約され、Events Starting BeforeおよびEvents Ending Afterは廃止されました Events Happening Today/Events Currently Ongoingがオフの場合、Events Starting After/Events Ending Beforeの入力が必須となります
既存のアクションで旧プロパティを使用していた場合は、新しいプロパティに置き換える必要があります。
Sensor Data DB:ContinueOnEmpty プロパティの追加
レコードが0件だった場合のアクション実行の挙動を選択できる ContinueOnEmpty プロパティを追加しました。
false(既定):従来通り、レコードが0件のときは後続コンポーネントを実行しないtrue:空のペイロードを出力してアクションの実行を継続する
Split:JSON Object(マップ)入力対応
Split コンポーネントの入力が JSON Object の場合、各エントリを { "Key": ..., "Value": ... } 形式の構造体として1件ずつ次のコンポーネントに渡せるようになりました。条件式では Value.Key / Value.Value を参照できます。
Webhook:ファイル名形式の変更
Webhook 経由で保存されるファイルの命名規則を変更しました。
- 旧:
webhook-<id>-<タイムスタンプ>.<拡張子> - 新:
data-<タイムスタンプ>.<拡張子>
ファイル名のパターンを利用しているアクションがある場合は、新しい形式に合わせて調整してください。
Webhook:エラーメッセージの改善
Webhook エンドポイントのペイロードフォーマット(query-params / json)に対応しない HTTP メソッドでリクエストされた場合のエラーメッセージを、より具体的でわかりやすい内容に改善しました。
Gravio Studio for Windows
6.3.4837
新機能
Copy ID / Name ボタンの追加
Area・Layer・Device・Triggers の各項目に ID / 名前をクリップボードにコピーするボタン を追加しました。アクションフロー内でデバイス ID やエリア ID を参照する式を書く際に手入力する必要がなくなり、入力ミスを防げます。
Webhook:バイナリ/メディアファイル受信のサポート
Studio 上でも、Gravio HubKit 6.3.0 で追加された Webhook バイナリファイル受信 を作成・編集できるようになりました。受信形式として query-params / json に加え、画像・音声・動画などのバイナリペイロードを受け入れるエンドポイントを Studio から構成できます。
変更・改善
設定メニュー:「ログのダウンロード」と「実験的コンポーネント」の分離
設定メニュー上で1つにまとまっていた 「ログのダウンロード」 と 「実験的コンポーネント」 の操作を、それぞれ独立した項目として整理しました。意図しない操作を避けやすくなっています。
通知設定:ポート 587 のプレースホルダ表示
通知(SMTP)設定のポート入力欄に、一般的な SMTP サブミッションポート 587 をプレースホルダ値として表示するようにしました。
クイック実行コンソール:Studio のローカル時刻で表示
クイック実行コンソール内のアクションログを、Studio が動作している PC のローカル時刻 で表示するようにしました。サーバとクライアントのタイムゾーンが異なる環境でもログを読み取りやすくなっています。
Gravio Studio for Mac
6.3.0
- Gravio HubKit 6.3.0 で対応したコンポーネントのサポート