説明
GCS Uploadコンポーネントは、データをGoogle Cloud Storageにファイルとして送信することができます。
このコンポーネントを使用するには、Google Cloudの契約と事前設定が必要です。
※Google Cloud Storageへアクセスするためのロールは「Storage レガシー バケット オーナー」と「Storage レガシー オブジェクト オーナー」を追加する必要があります。
事前設定はGoogle Cloud Storage Uploadを参照してください。
コンポーネントプロパティ
| プロパティー名 | 説明 |
|---|---|
| 入力 | ペイロードの内容をアップロードするか、ファイル名を指定してそれをアップロードするか選択します |
| ファイル名 | ファイル名を選択した時に、アップロードするファイルをDataディレクトリからの相対パスで指定します |
| バケット | アップロードする先のバケット名を指定します |
| オブジェクト | アップロードする先のオブジェクト名を指定します。フォルダ込で指定する時はスラッシュで区切って指定してください。プロパティが空だった場合で、アップロード元がファイルの場合は、ディレクトリ名を含まないファイル名部分だけがファイル名に使用されます |
| ACL | アクセス制御リストを指定します※1 |
| ストレージクラス | ストレージクラスを指定します※2 |
| ContentType | オブジェクトのContentTypeを指定します。空の場合は自動的に付加されます |
| タイムアウト | APIのタイムアウト |
| 秘密鍵JSON | Google Cloud で作成したサービスアカウントの認証に必要な秘密鍵JSONファイルを指定します |
※1 ACLは、どのユーザ(IAMやその他のユーザ)にOwner/Reader権を与えるというように、リスト形式で複数のユーザー与えることで実現できます。
この形式はGravio Studioでは設定出来ませんので、定義済のACLを使用します。
ACLで(デフォルト)を選択するとACLは指定されず、バケットのデフォルトが使用されます。
また、バケットはデフォルトではACLは推奨されていないため指定できるようにはなっていません。
バケットでACLを使用する場合には、バケットを作成する時に「均一」と「きめ細かい管理」と選択する画面で、「きめ細かい管理」を選択する必要があります。
「均一」が選択されているバケットでACLを(デフォルト)以外を選択するとコンポーネントの実行時にエラーになります。
※2 (デフォルト)を選ぶと、バケットのデフォルトが使用されます。