CSV Read

説明

CSV Readコンポーネントは入力としてCSVデータをとり、これを解析して、「出力形式」コンポーネントプロパティ(cp.Output)で指定された形式で出力ペイロードを作成します。

CSVReadには「入力」プロパティ(cp.Input)があり、データソースを選択できます。「ペイロード」を選ぶと直前のコンポーネントから入ってくる入力ペイロード(cv.Payload)をCSVの元データとし、Fileを選ぶと「ファイル名」プロパティ(cv.Filename)で指定されたファイルをCSVの元データとします。

入力ペイロード(cv.Payload)がバイト列や文字列だった場合は、そのままCSVの元データとなりますが、それ以外の型の場合は文字列に変換してからCSVの元データとして処理します。

出力ペイロード説明
「出力形式」コンポーネントプロパティ( cp.Output ) で、「配列」を選択した場合CSVの各フィールドを文字列にした配列を各行毎に出力ペイロード( cv.Payload ) にいれて次のコンポーネントに渡します。
「出力形式」コンポーネントプロパティ( cp.Output ) で「オブジェクト」を選択した場合CSVの1行目をキーとみなしJSON Objectを生成し各業毎に出力ペイロードにいれて次のコンポーネントに渡します。

CSVとオブジェクトの変換例

CSV例

MailAddress,FirstName,LastName
yamada.taro@asteria.com,Taro,Yamada
suzuki.hanako@asteria.com,Hanako,Suzuki

「オブジェクト」を選択したときのJSON Object例

{
  "MailAddress": "yamada.taro@asteria.com",
  "FirstName": "Taro",
  "LastName": "Yamada"
}
{
  "MailAddress": "suzuki.hanako@asteria.com",
  "FirstName": "Hanako",
  "LastName": "Suzuki"
}
csvread-4

コンポーネントプロパティ

プロパティー名説明
入力入力を「ペイロード」もしくは「ファイル」のいずれかを指定. cp.Inputの値で設定する場合は、 "Payload" , "File" のいずれか
ファイル名ファイル入力の場合のファイル名を指定
エンコーディングファイル出力のエンコーディングを指定 (utf-8, shift_jis, euc-jp,iso-2022-jp)
出力形式出力形式を「JSON配列」もしくは「JSONオブジェクト」形式のいずれかを指定. cp.Outputの値で設定する場合は、 "Array" , "Object" のいずれか
開始行CSVのデータとして読み込む開始行を指定
行数何行読むかを指定。-1を指定した場合は全ての行を読み込む

※ファイルパスを指定しないファイルの参照先はactmgr/dataとなりますが、ファイルパスを指定するファイル名の書き方は ファイルパスの記述方法 を参照してください。