このガイドではGravio HubKitの新規インストールとアップグレードの手順を各プラットフォーム別に解説します。
Gravioは主に2つのコンポーネントで構成されています:
Gravio HubKitはWindows、macOS、Linuxの3つのプラットフォームで利用可能です。Gravio Studioは、WindowsではMicrosoft Store、MacではApp Storeからインストールできます。
重要: Windows版のGravio HubKitをインストールする場合は、先にMicrosoft StoreからGravio Studioをインストールしてください。
GravioのHubKitの各サーバーモジュール、Gravioコンフィグレーションマネージャー、Coordinatorは以下のポートを利用しています。
サービス名/プロセス名 | プロトコル | ポート |
---|---|---|
Gravio HubKit Web UI | HTTPS | 443 |
Gravio App Service | HTTPS | 29443 |
IVAR, i-PRO用エンドポイント | HTTPS | 29448 |
HubKitとChrome castを使用する場合は、これらのポート番号うち、「Gravio App Service –HTTPS:29443」をHubKitのインストールしているPCでポートを開ける必要があります。
サービス名 | プロトコル | ポート |
---|---|---|
DNS | UDP/TCP | 53 |
NTP | UDP | 123 |
HTTPSサーバ | HTTPS | 443 |
これらのポート設定を適切に構成することで、Gravioシステムが正常に通信できるようになります。
Windows版のHubKitを新規インストールする場合は、以下の手順で簡単にインストールが完了します:
これだけでWindows版HubKitのインストールは完了します。
macOS版のHubKitを新規インストールする場合は、以下の手順で簡単にインストールが完了します:
これだけでmacOS版HubKitのインストールは完了します。
Ubuntu 22.04LTS ARM64/AMD64が新規インストールされている環境にGravio 6.0をインストールする手順です。
Gravio 6.0のdebファイルをターゲットの環境にSFTPなどのツールを使用して事前にコピーして、SSHでログインしてください。
sudo apt update
sudo apt upgrade
sudo apt install docker.io docker-compose-v2
sudo apt install ./setup_gravio_dockerimage_6.0.XXXX-1_amd64.deb
sudo apt install ./setup_gravio_dockerimage_6.0.XXXX-1_arm64.deb
※XXXXはバージョン番号となります
インストール完了
“N: Download is performed unsandboxed as root as file ‘/home/synon/setup_gravio_dockerimage_6.0.XXXX-1_arm64.deb’ couldn’t be accessed by user ‘_apt’. – pkgAcquire::Run (13: Permission denied)”というエラーメッセージが表示されることがありますが、インストールは完了していますので無視してください。
再起動
OSを再起動するとコンフィグレーションマネージャーにアクセスできるようになります。
以下の手順でHubKitをアップグレードしてください。
C:\ProgramData\HubKit をバックアップする
ProgramDataが隠しフォルダになっている場合は表示するようにしてからHubKitのデータをバックアップしてください。
HubKitをアンインストールする
Windowsからアンインストールします。
HubKit Windows版をダウンロード
https://www.gravio.com/jp/download からダウンロードします。
ダウンロードしたGravio HubKitをインストール
ダウンロードしたインストーラを実行してインストールします。
以下の手順でHubKitをアップグレードしてください。
ツールバーに表示されているGravio HubKitのツールバーアプリでHubKitを停止する
Gravio HubKit Toolbarアプリを終了する
HubKitが起動している場合は先に終了してください。
/Library/Application\ Support/HubKit をバックアップする
HubKitのデータをバックアップしてください。
アプリケーションフォルダーのGravio HubKit4をゴミ箱に入れる
使用しているHubKitを削除してください。
HubKit Mac版をダウンロード
https://www.gravio.com/jp/download からダウンロードします。
ダウンロードしたGravioHubKit.dmgファイルをダブルクリックして開く
Gravio HubKitのアイコンをアプリケーションフォルダーにドラッグアンドドロップする
ダウンロードしたインストーラを実行してHubKitをコピーしてください。
アプリケーションフォルダーのGravio HubKitをダブルクリックして起動
ツールバーに表示されているGravio HubKitのツールバーアプリのメニューから「Gravio初期設定」のメニューをクリック
Gravio 5.xからGravio 6のアップグレードの手順 以下の手順でHubKitをアップグレードしてください。
Gravio Configurartion Managerにログインしてください。
ログイン後、”Gravio設定”のタブの画面内にある、HubKitバックアップのセクションにあるバックアップボタンを押して、バックアップを作成します。その後、バックアップファイルができるとエクスポートボタンが押せるようになりますので、それを押してバックアップファイルをローカルのPC等に保管してください。
Terminalで”gravio”アカウントでUbuntuにログインします。
scpなどを使って、Gravio.comのサイトで提供されているインストーラをホームディレクトリにコピーします。
(例 : scp setup_gravio_dockerimage_6.XXXXX_XXXX.deb gravio@192.168.1.100:
)
以下のコマンドを実行
sudo docker compose down
以下のコマンドを実行
sudo apt update
sudo apt upgrade
上記のコマンド完了後、以下のコマンドを実行
sudo apt install ./setup_gravio_dockerimage_6.XXXXX_XXXX.deb
sudo reboot
Gravio HubKit Web UIにログインしてください。 PCのブラウザから”https:[HubKitのIPアドレス]”といれて、Gravio HubKit Web UIのログイン画面を表示
ローカルアカウントの”gravio”でログイン
次に”ソフトウェアアップデート”のセクションの”Gravio HubKitソフトウェアのアップデート”の行でアップデートするバージョンを選択して、”インストール”のボタンを押してください。これでHubKitが指定のバージョンにアップデートされます。
Gravio 5.xがインストールされているGravio Hub X64をGravio 6にアップグレードするには以下の手順を実行してください。
Gravio Configurartion Managerにログインしてください。
ログイン後、”Gravio設定”のタブの画面内にある、HubKitバックアップのセクションにあるバックアップボタンを押して、バックアップを作成します。その後、バックアップファイルができるとエクスポートボタンが押せるようになりますので、それを押してバックアップファイルをローカルのPC等に保管してください。
Terminalで”gravio”アカウントでUbuntuにログインします。
scpなどを使って、Gravio.comのサイトで提供されているインストーラをホームディレクトリにコピーします。
(例 : scp setup_gravio_dockerimage_6.XXXXX_XXXX.deb gravio@192.168.1.100:
)
sudo docker compose down
sudo apt update
sudo apt --fix-broken install
sudo apt update
sudo apt upgrade
sudo apt install ./setup_gravio_dockerimage_6.XXXXX_XXXX.deb
sudo reboot
Gravio HubKit Web UIにログインしてください。 PCのブラウザから”https:[HubKitのIPアドレス]”といれて、Gravio HubKit Web UIのログイン画面を表示
ローカルアカウントの”gravio”でログイン
次に”ソフトウェアアップデート”のセクションの”Gravio HubKitソフトウェアのアップデート”の行でアップデートするバージョンを選択して、”インストール”のボタンを押してください。これでHubKitが指定のバージョンにアップデートされます。
最初にGravio Hub X64をどのように運用するか運用方法を決めてください。
ブラウザからGravio HubKit Web UIにログインします。
Gravio Hub設定画面でGravio HubのWiFi設定を行い、Gravio Hub X64をインターネットに接続できるようにする
運用方法に応じたライセンス取得と設定
ip addr
」で確認し、ブラウザから「https://IPアドレス」でアクセスする。(このとき、httpsがセルフサインの証明書のため、ブラウザからアクセスしていいかのダイアログが表示される場合があるが、アクセスするの手順でアクセス可能です。ご自身でSSL証明書をお持ちの場合は、Gravio Hub設定の画面で「証明書設定」のセクションで証明書を設定することでこのダイアログは表示されなくなります。)Gravio Hub X64を起動する(有線LANケーブルは抜いておく)
Gravio Hub X64はUbuntu2204ベースのLinuxOSで動作しています。セキュリティを高めるためにログインアカウントのパスワードを変更することが重要です。
Gravio HubKit Web UIのGravio Hub設定のタブで、Ubuntu(gravio)アカウントのパスワード変更という項目あります。Gravio Hub X64はLinux OSが入っており、このマシンへのLinuxのターミナルでのログインは”gravio”というこのマシンでのローカルアカウントとして登録されています。このため、”gravio”というアカウントのパスワードはこのLinuxのマシンに入るためのアカウントと必要になりますので、このセクションで安全なパスワードをご自身で入力して設定するようにしてください。
注意: 再設定したログインアカウントのパスワードは大切に保存してください。パスワードを紛失した場合にはLinuxにログインできなくなります。
Gravio Hub X64には以下の付属品が同梱されています:
Gravioシステムを初めて導入する場合、以下の点に注意してください:
Linux版でGravioをアンインストールする手順は以下の通りです。
LinuxシステムからGravioをアンインストールするには、次のコマンドを使用します。
sudo apt remove ghubupdate
以下のフォルダーのファイルも削除してください。
以上の手順でGravio HubKitのインストールとアップグレード、および初期設定を完了することができます。